解決するお悩み
「明確な目標を立てたい」
「みんなで行動して達成できる目標を立てたい」
「会社を伸ばすために適切な目標を立てたい」
こんな悩みを抱えている方に役に立つ情報です。
このブログで伝えること
①ぶれない目標を立てるために避けるべき5つのポイントとは?
②避けるべき言葉1「考える内容であって行動できない言葉」
③避けるべき言葉2「曖昧で何をするか分からない言葉」
④避けるべき言葉3「人や状況によって解釈がぶれる言葉」
⑤避けるべき言葉4「立派な言葉を使うが、具体性の欠ける言葉」
⑥避けるべき言葉5「定義が不明な言葉を使う」
動画メッセージ版
目標を立てるのに避けるべき
5つのタイプの言葉とは?
目標とは本来、自分の会社が成長する上で目印になるべきものです。
目標に近づくにつれて会社全体のモチベーションは上がりますし、自分が取るべき行動の指針ともなるのでスタッフが仕事をする際の悩みも減ります。
しかし、その目標が曖昧なものだったり、人によって解釈が違うと会社が進むべき道を誤ってしまうかもしれません。
本来右に行くべきところを間違えて左に行く人が何人か出てくれば、チームが迷ってしまい、力が分散されて進捗が遅れてしまうでしょう。
GeoDesignとしては、お客さんとGeoDesignの両方でお客さんの目標を共有して達成に向けて作業を進めていきます。
しかし、GeoDesignは売上を30%伸ばすと考えていたとして、お客さんはただ売上を伸ばすとだけ考えていた場合、温度感も違いますし、空回りしてしてしまうでしょう。
25%まで売上が伸びていたら後5%だから頑張ろうと思えます。
しかし、ただ売上を伸ばそうとだけ思っていたらゴールも見えなければモチベーションも上がらないので目標を立てた意味がないです。
ジオデザインでは下記の5つのような言葉を避けてお客さんと目標を立てています
①考える内容であって行動できないもの
②曖昧で何をするかわからないもの
③人や状況によって解釈がぶれるもの
④立派な言葉を使うが、具体性の欠ける言葉
⑤定義が不明な言葉を使う
目標の設定が間違っていると、場合によっては達成不可能な目標となってしまいシェアしているお客さんの不満足度も当然上がります。
下記詳しく説明します。
目標から排除すべきワード①
「考える内容であって行動できない言葉」
考える内容であって、行動に移せない言葉は目標に含めるべきではありません。
例「心がける」「考える」「検討する」「意識する」
これらは頭の中で認識するものであり、行動には移せません。
また、行動に移せていないので評価ができるものではありません。
成果を上げるとは、評価した結果が望ましいものでなければなりません。
評価ができなければ当然成果の上がる目標にはなり得ないです。
目標設定をするならば具体的なものでなければなりません。
悪い目標例
「生産性の高いチーム活動ができるように意識する」
これでは実際どう行動すれば達成できるかわかりません。
下記のように変えていきましょう。
改善例
「毎月個人面談を行い、問題点と成果を出している部分を把握し、次の具体的な目標を作って、それぞれの個人が成果の上がるチームを作っていく」
これならチーム作りに必要な行動が具体的に書いてありますし、年間12回どんな内容の面談を行ったかもわかります。
意識するだけでは恐らく面談(行動)に至りませんし、下手したら何もしない可能性が高いです。
「考えても、心がけて」も成長につながる目標にはならないです。
目標から排除すべきワード②
「曖昧で何をするか分からない言葉」
曖昧で何をするのかよくわからない言葉も目標に入れるべきではありません。
例えば下記のような言葉です。
例「向上する」「育てる」「管理する」
よく使いそうな言葉ですが、どれだけ何をすればいいのかわかりません。
悪い目標の例
「マーケティングのスキルを向上し、売上に貢献する」
これではどれだけスキルを向上させて、どれだけ売上に貢献すべきかもわかりません。
改善例
「マーケティングの事例を毎週学ぶことで成功ポイントを理解し、それを自社のホームページ集客に応用する」
これなら具体的に何をすべきか分かるかと思います。
「毎週とか」「毎月とか」、「3日に一回」等具体的な言葉や数字を入れると行動に移せる目標を立てやすいです。
目標から排除すべきワード③
「人や状況によって解釈がブレる言葉」
「努力する」「理解する」「踏ん張る」等の言葉は人の実力ややる気によって変わってきます。
元々頑張り屋さんの社員と、余りやる気のない社員では努力するの尺度が違います。
このように、人によって見方や捉え方が違うようでは目標を立てる意味がありません。
下記悪い例です。
悪い目標の例
「チームで問題意識を持つよう努力する」
具体的に言っているようで、具体的にどうすればいいのか分かりません。
改善例
「朝礼でクレームを周知し、問題点と改善案をシェアする」
これなら問題点、改善案を考える、シェアをするという具体的な行動が書かれています。
これまで紹介した下記の目標から排除すべきワードには具体性がないので、実現できるものではありません。
避けるべき言葉1「考える内容であって行動できない言葉」
「心がける」「考える」「検討する」「意識する」
避けるべき言葉2「曖昧で何をするか分からない言葉」
「向上する」「育てる」「管理する」
避けるべき言葉3「人や状況によって解釈がぶれる言葉」
「努力する」「理解する」「踏ん張る」
=>どれも具体性がなく、実現できるものではない!
目標とは誰でも実現可能なものであるべきであり、実践達成度が誰が見ても分かるものであるべきです。
誰にもできないような目標を立てると、社員はその目標にどう進めばいいのかわからず混乱してしまいます。
具体的な目標の立て方は下記の動画でも詳しく説明したことがあるので、是非参考にしてみてください。SMARTの法則の観点から目標を立てられるので、参考になりますよ。
目標から排除すべきワード④
「立派な言葉を使うが、具体性の欠ける言葉」
「営業先で信頼獲得をする」「顧客満足度を高める」「商品の品質を向上します」等もよく目標に使われる言葉です。
見た目は立派なのですが、具体性がなく、どうすればいいのかわかりません。
こちらも改善するとすれば下記のようにより具体的に、行動できる言葉に変えていきましょう。
悪い目標の例
「営業先で信頼獲得をする」
改善例
「営業先での信頼獲得のため、訪問時に身なりを整え5分前に待機をし、必ず売り上げアップの企画提案を1本持っていく」
悪い目標の例
「顧客満足度を高める」
改善例
「顧客満足度を高めるために問い合わせ対応を1時間以内に行い、その実現のためにフォロー動画を充実させ、分かりやすさを高める」
悪い目標の例
「商品の品質を向上します」
改善例
「品質の向上を高めるために、納品時のチェックの人数を1.5倍にして、クラウドのシートで一括管理し、細部のミスを見逃さないようにした上で、すぐに修正対応できる体制にする。」
目標から排除すべきワード⑤
「定義が不明な言葉を使う」
あやふやで、定義しにくい言葉を使うことも避けましょう。
例えば「コミュニケーション」という言葉がありますが、これを目標に入れるときも気をつけるべきです。
誰にでも努力すれば達成できる言葉に変えていきましょう。
悪い目標の例
「コミュニケーションを活性化させる」
改善例
「コミュニケーションを円滑にするために、元気な声で挨拶をする」
「コミュニケーションを活性化させるために、毎日気が付いた点をお互いシェアする」
このように、ただコミュニケーションを活性化するとだけ目標にするのではなく、どうやって活性化させるかまで書ければ、目標を立てた後チームで努力できます。
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まとめ
今回は成果を出す目標を立てるために排除すべきNGワードを5種類紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。
経験上、目標を達成できるかは目標を立てた時点でほとんど決まります。
これまで紹介した5つのNGワードの共通点はどれも具体的ではなく、行動ができない、曖昧なものでした。
目標が曖昧では本当は達成したくてもどう達成すればいいのか分からず、結果達成できません。
貴方だけではなく、自分の部下が①~⑤のようなNGワードを含んで作っていたら、改善例を提示してあげてください。
必ず成果の上がる目標を達成できるようになります。
もし「成果がどうしても上がらない。」そういう悩みを抱えているときは是非一度弊社にご連絡ください。
もしかしたら立てている目標に問題があるのかもしれませんよ。